Home受講者の感想 > 親業一般講座 ページ1           ≫ページ2

親業訓練 一般講座を受講して (U・Hさん)

去年の8月、3歳の息子が4月から通園している保育園へ行くのを嫌がり、毎朝泣いているのを無理に連れて行くのにクタクタになっていた。そんな時に親業の本を読み、この講座を知り受講しました。

9月からスタートした初日、「この講座を受ける動機は?」 と聞かれ、「3歳の息子に問題があり、なんとか私がその息子を変えたい。」と言っていた。それが2回、3回と受講が進むに連れ、その考えが180度変わっていった。

最初は息子に問題があると思っていたのに、いつのまにか“私に問題がある”ことに気付いた。講座を受ける標的が息子から自分へ変わっていった。今までの育児をふりかえり、反省と後悔の日々が続き、自分と言う人間がいやというほど見えてきた。子どもに対して“今までのお母さんは間違っていた。ごめんなさい。”と頭を下げたい思いでいっぱいだった。そして、能動的な聞き方、私メッセージと進むにつれ、受容できない子どもの行動に対して、怒りを抑えながら私メッセージを上手に使おうとあせり、うまくいかずにイライラする日々が続いた。

そんな時に、受講生の1人が「子どもの受容できない行動を許して受け入れたら自然と能動的なメッセージがうまくいった」と言った言葉に疑問を感じた。“どうしたら許せるのだろう”と。その答えはなかなか見つからず、怒りを押さえる自分との戦いが続いた。

最後の講座をむかえ、先生が「子どもはお母さんを困らせようと思って行動しているのではない。子どもが受容できない行動をしているとき、“なぜこの子はこんなことをするのか?”と自分の行動を振り返りなさい。その行動は子どもが親に送っているサインですよ」とおっしゃった言葉に今まで心の奥につかえていたものがいっぺんに吹き飛んだ。

子どもの心は正直でまっすぐだ。だから親との衝突は起こる。だけど、子どもがしている行動の裏には必ず親に伝えたい本心があることに気付いた時に、自然と怒りが消えていった。ほんのちょっと考え方を変えるだけで、こんなにも肩の力が抜けて楽になった。今講座を終えて、“育児は楽しいんだよ”、“子どもって本当にかわいいね”ってみんなに伝えたい。

これから先、いくつもの問題とぶつかった時に、「ぼくお母さんのこと大好きだよ」って言ってくれた息子の言葉を忘れないで、大きな広い気持ちでいたい。

「なぜ、この子はこんなことを言うのだろうか?」と、自分の行動を振り返ることを忘れないでいきたい。そして何よりも「お母さんも、あなたが大好きよ」といった言葉に嘘はないことを行動で伝えていきたい。こんなあたりまえのことだけど、忙しい毎日の生活に追われて、何時の間にか忘れかけていた。

今、ここで立ち止まり、自分を見つめ直す機会を与えてくれた親業講座は、これから先の育児において、素晴らしいものになることと思います。相変わらず“私メッセージ”が“あなたメッセージ”になったり、能動的に聞いているつもりが、12の障害にぶち当たったりして、反省する日々は続いているけれど、毎日の育児がとても楽しい今のこの気持ちを大切にしていこうと思っています。

親業一般訓練講座を終えて (S・Hさん)

今回の講座を受けることができて、本当に良かったと思います。初めて受けた方々に比べると、子どもの言動に大きな変化があるわけでもなく、手ごたえというものが感じ取りにくいのですが、私の中では講座を受けたことが、大きくプラスに変化しています。

「能動的な聞き方」や「私メッセージ」は、楽しく生きていきたい私にとって、宝物のようなものです。私は、自分が楽しく生きていくための近道は、周りのひとを幸せにすることだと思います。無論それは、自分を犠牲にして周りの人を幸せにするのではなく、自分の意見も主張し、相手の意見も尊重し、自分の周りの人と良いコミュニケーションを築いていくということです。

口で言うのは簡単だけど、実践するのは本当に難しくて、何度も何度もつまずいてきたのだけれど、幸い強欲な(?)私は、自分の楽しい人生のために、その都度起き上がって、また励みだすのです。

これからも、何があってもへこたれず、親業で学んだことをしっかりと頭に入れて自分の道を歩いていきたいと思います。

ページトップへ
親業 2003-2019 Copyright (C) Katsuyo.Good Finder House All Rights Reserved.